- 「育児担当保育」ってどんな保育ですか?
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子どもが安心できる育児担当保育
当園では、0、1、2歳児は育児担当保育を行っています。
育児担当保育とは、もともと乳児保育が盛んであったヨーロッパ(ハンガリー)で始まった保育理論です。日本でも厚生労働省の出した新しい保育所指針に導入するよう明文化されました。
育児担当保育は、従来の保育に比べると子どもの立場に立った保育です。というのは、おむつの替え方、寝かせ方、食べさせ方に一定のルールがあるものの、保育者が3人いればそれぞれ微妙に違います。そこで、子どもの担当者が決まっていることによって、子どもの微妙な食欲の増減や体調の変化、成長ぶりなどが、より一層把握できます。保育者は、育児を通して、発達を見守り、支援します。担当者は子どもが常に自分の状態を理解してくれている園にいる家族なのです。育児担当保育は、子どもが自分のペースで安心して過ごせ、情緒が安定することを願っています。 - 異年齢保育をしているのは、なぜですか?
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家族的な雰囲気の中で過ごせる異年齢保育
少子化が進んだ現代では、異なる年齢の子ども同士で遊ぶ機会が減っています。以前なら家庭で、ご近所で年の違う子どもが関わっていました。その中でみんなが楽しく遊ぶために、自然にルールや役割分担が生まれました。年下の子どもは年上の子どもの様子からルールや役割を学び、年上の子どもは年下の子どもをお世話しながら遊ぶという役割を果たしていました。そんなすてきな地域社会がなくなろうとしているならば、そのような環境をあえて保育の中で、異年齢の生活を意図的に作ることにしました。
縦割り保育を行い、年齢の異なる子ども同士が交流することで、人間関係の築きや集団社会でのルール・役割分担をゆっくりと身につけることができます。また、異年齢(3、4、5歳児)の子どもたちが1つのクラスを形成することによって、環境、文化に対する理解を深めるための幼児遊び(世話遊び・模倣遊び・構造遊び)が広がり、幼児の発達の輝きが増し、心豊かな子どもに育つことを願っています。
- お昼寝の時に午睡用ベッド(以下コットベッドとする)を使うのは、なぜですか?
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衛生的にも健康的にも優れたコットベッド
当園では、お昼寝の時にコットベッドを使っています。コットベッドは、敷いたり片付けたりする時に埃があまりたたず、床から10cmほどの高い位置で眠れるため、お昼寝中も埃やダニを吸うことが大幅に減り、背中に当たる部分はネット状になっているため、空気がよく通ります。衛生的にも健康的にも良いと言われています。また、自分のスペースも確保でき睡眠が安定します。
- キャラクターのついたものを持ってこないようにお願いされているのは、なぜですか?
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シンプルな環境が想像力を育む
真っ白なキャンパスには、どんな絵でもかくことができます。どんな色も塗れます。
キャタクターがついてあると、そのイメージにひっぱられ、その世界に入ってしまいます。
真っ白かつシンプルなものに、自分のイメージの世界を作っていってほしいのです。その中で、自分で選択できる力をつけていってほしいと願っています。自分で選択する力は、やがて、主体的に動ける子どもに育っていきます。 - 職員の呼び名を「○○さん」と呼ぶのは、なぜですか?
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職員も子どもにとって身近な存在でありたい
保育園は子どもにとって家庭に代わる場であり、第2の家庭だと思っています。保育者は子どもにとって身近な存在でありたいという願いから「○○さん」と名前で呼びます。「先生」は敬称です。「先生」と呼ばれるよりも、保育者は子どもの成長を見守り、援助する存在として信頼される身近な大人でありたいと願っています。
よくある質問
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